お仕事でシャツを毎日着ているかたは多いと思いますが、困るのがそのシャツの洗濯やアイロンです。クリーニングに出すと費用がかさむ、自宅でアイロンがけは負担が大きいなど大変ですよね。そんなお悩みをお持ちの方にご紹介したいのが、形態安定シャツです。

ノーアイロンでとても便利な形態安定シャツ

量販店で売られているシャツの中に、「形態安定」「アイロン不要」と文句をかかげたシャツがあるのをご存じですか？　
形態安定シャツは、加工により、アイロンをかけなくても洗濯後に干すだけで皺が伸びる性質を持つシャツのことです。
形態安定シャツには、１～５級までのW＆W性という等級があり、数字が大きいほど皺が残りにくいので、形態安定シャツを購入する際の指標のひとつになります。

クリーニング店に出すと思わぬデメリットも

仕事でシャツを着る機会が多い方は、「シャツはクリーニングに出すもの」と思っているかたがほとんどだと思いますが、実は形態安定シャツは、クリーニングに向かない点があります。
形態安定シャツの襟や袖に使われている「芯地」という布は、高温になると縮んだり、接着が剥がれてしまうことがあり、襟や袖が曲がる、反るなどの変形をまねきます。
形態安定シャツは家庭での洗濯が前提なので、クリーニングには出さない方が良いでしょう。

ホームクリーニングをするときのコツは

形態安定シャツは、水滴が垂れるくらい濡れている状態で干すのが望ましいとされています。重さで皺を伸ばすためです。脱水はしないのが最適ですが、気になるかたは１５秒程度の脱水にしましょう。
干す際は、はたいて皺を伸ばしながら干します。針金ハンガーは避けて、シャツ専用のハンガーか、厚みのあるハンガーを使用して、風通しの良い日陰に干してください。家庭用の乾燥機を使って乾かすとより効果的に皺が伸ばせます。
ランドリーの乾燥機やアイロンは、高温になりがちなので、できるだけ使用は避けた方が良いです。

まとめ

いかがでいたか？今回は、形態安定シャツのホームクリーニングについて紹介いたしました。朝忙しい方やアイロンをかけるのが面倒な方には、とても助かるシャツになっていますね。この機会に、より適している選択の仕方を学んでみましょう。

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